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ピーマンの支柱|プランター栽培での立て方・高さとタイミング

ピーマンを栽培するとき、家庭菜園でもプランターでも支柱は欠かせないアイテムです。

今回は、とくにプランターでピーマンを栽培するときの支柱の立て方や高さ、タイミングをご紹介します。

栽培するときに適した温度や場所、わき芽かきの方法や追肥のコツまで、ピーマンの栽培方法についてまとめました。これを読めば、初心者でも美味しいピーマンが楽しめること間違いなしです。

ピーマンの支柱の立て方

ピーマン栽培での支柱の立て方は、コツを覚えれば簡単です。

ここでは4つのポイントを紹介するので、覚えておきましょう。

準備するもの

プランターでピーマンを栽培するとき、最初に用意しておくべき物は、主に6種類です。

  • 培養土
  • プランター(縦30cm✕横30cm✕深さ30cm以上のサイズ)
  • 支柱(長さ150cm以上)
  • 鉢底石
  • ピーマンの苗
  • 紐(麻ひもがおすすめ)
  • ハサミ

プランターは小さすぎるとピーマンが十分に成長できず収穫量が減ってしまうため、幅と深さが30cm以上のものを選んでください。

また、ピーマンは成長すると草丈が100cmほどになる植物なので、支柱は120cm以上のサイズを使用するのがおすすめです。

培養土は、元肥入りのタイプを選びましょう。ハサミは、果実を収穫するときやわき芽かきなどで株を仕立てるときに活躍するので、園芸用を用意すると便利です。

支柱を垂直に立てる

支柱を垂直に立てる
ピーマンの苗が小さいうちは、支柱は割り箸などの短い棒でも十分です。しかし、草丈が高くなるとしっかりした支柱でないと苗が倒れてしまいます。

株の転倒対策・生長促進のためにも、ピーマンの草丈が60〜80cmになる頃には120cm以上の支柱を立てましょう。

支柱を立てるときは、土壌から垂直になるように突き刺してください。苗のすぐ隣に、ピーマンと固定するように立てます。

主枝を1本決める

主枝を1本決める
ピーマンは、生育にともない2本3本と、たくさん枝が生えてきます。しかし、生えた枝を全て育てればたくさん実が収穫できる、というわけではありません。たくさんある枝のなかから、主枝となる1本を決めることが大切になります。

主枝を選ぶときにポイントとなるのが、最初の花が開花した場所。1番花より上にある枝を主枝と決めましょう。

枝がたくさんあるということは、それだけ栄養が分散してしまうことになります。

主枝を1本に決めることで、必要な栄養を1つに集中できるため、豊作につながること間違いなしです。

枝を紐でつるす

枝を紐でつるす
苗が生長したら、枝の先端と支柱を紐でつるしましょう。茎や枝が生長し太くなると、支柱につるして誘引しないと倒れる原因になってしまいます。

紐は、ピーマンの枝を傷つける可能性の少ない麻ひもがおすすめ。枝を紐で結ぶさいは、傷つけないようにゆるく余裕を持ってつるしましょう。こうしておくと、ピーマンが倒れることなく、グングンと成長していきます。

ピーマンの特徴や栽培時期

ピーマンは、ナス科でトウガラシやパプリカの仲間です。独特な苦味があることから、子どもには人気がないことでも知られています。その反面、和・洋・中さまざまな料理と相性の良い万能野菜です。

栽培適期は、主に夏。3〜5月に種まきをし、5〜6月にポット苗を植え付ければ、9月あたりまでの期間は収穫を楽しめます。

品種によっては6月に収穫できたり10月頃まで収穫可能だったりするので、自宅の環境に合う品種を探してみるとよいでしょう。

ピーマンのプランター栽培に適した温度や場所

生育温度 22〜30度
土壌 水はけの良い弱酸性の土壌
水やりの間隔 苗を植えてから1週間・種まきから発芽まで:土の表面が乾かないようにたっぷり
生育が順調になったら:土壌表面が乾燥したらたっぷり
プランターを置く場所 ・日なた(真夏の陽射しは避ける)
・風通しの良い場所

生育温度が高温だったり低温だったりすると、植え付けた苗が枯れてしまう場合もあります。日当たりを好むピーマンですが、真夏の直射日光には耐えられません。

葉焼けを起こす可能性があるため、真夏の昼間は風通しの良い日陰にプランターを移動させましょう。

水やりの間隔は、生育状態に合わせて変えるのがおすすめ。発芽したてや苗を植え付けたばかりの頃は、水分不足にならないようたっぷり与えてください。

生育が落ち着いたら、少し控えめにします。水分の与えすぎは、病気や害虫を発生させる原因になるため、注意が必要です。

ピーマンのわき芽かき

ピーマンのわき芽かき
わき芽とは、枝の付け根部分から生えてくる新しい枝のことです。わき芽が多いと、生育旺盛で良いことのように感じますよね。

でも実は、わき芽があることで主枝へ送るべき栄養が分散されてしまうため、見つけたらすぐに取り除くのがおすすめです。

しかし、ピーマン栽培初心者にはわき芽と主枝の区別がつきにくいことでしょう。以下のわき芽かきのコツを参考にしてください。

  • 一番花のすぐ下の勢いのある枝は3本残す(栽培スペースが狭いなら2本でもOK)
  • 残した3本の枝より下のわき芽は全て取り除く
  • 日々の管理でわき芽を見つけたら、すぐに取り除く

追肥の仕方

ピーマン栽培でわき芽と同じく重要なのが、追肥です。

培養土には始めから肥料が入っているものが多いのですが、時間が経つとピーマンが養分を吸収してしまうため、化成肥料を追加する必要があります。この作業を、追肥といいます。

ピーマンは肥料を好む野菜として知られているので、栽培に追肥は欠かせません。

追肥の効果的なタイミングは、植え付けてから2週間後です。その後、2週間を目安に定期的に行ってください。

追肥する場所は、葉の広がりより少し先の土壌と覚えておくとよいでしょう。

植物の根と葉の広がりはつながっているため、葉の下に根があると考えられます。この場所へ追肥すれば、すぐ下にある根が吸収しやすくなります。

ピーマンの摘果とは

摘果とは、ピーマンの株がまだ幼いうちにできた実を、完熟する前に取り除くことをいいます。

やっとできた実を取り除くのは勿体ないと感じる人もいるでしょうが、摘果することで株に栄養を溜めておけるのです。

株がしっかり成長するまでは、できた実は早めに摘果していきましょう。摘果しないと、栄養が分散されてしまい、その後できる実が大きく成長しない可能性があります。

まとめ

ピーマン栽培では、株が60cmほどの大きさになったら120cm以上の長さの支柱を立てるとよいでしょう。植え付けたばかりの苗は、割りばしなどの短い棒で支えるだけでも十分です。

わき芽をとったり追肥をしたりすることで、プランター栽培でもたくさんの実を収穫できます。

日々の手入れをしっかり行い、手作りピーマンを楽しみましょう。

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