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【大玉トマト】プランター栽培で気を付ける7つの大切なこと

さまざまな料理に使える便利な野菜、大玉トマト。生で食べても火を通しても美味しく食べられますよね。そんなトマトを、家庭のプランターで栽培してみませんか?

大玉トマトをプランターで育てるには、気をつけるべき7つのポイントがあります。

ポイントをおさえれば、初心者でも大玉トマトの栽培は簡単。手づくりのトマトがあれば、料理がもっと楽しくなりますよ。

大玉トマトのプランター栽培で大切なポイント

最初に、大玉トマトをプランター栽培するときの7つのポイントからご紹介します。

大玉トマトを栽培するときに重要なことなので、要チェックです。

苗選びと植え付け

大玉トマトの苗を選ぶポイントは、以下の6つです。

  • 葉の色が濃い緑色
  • 本葉が7枚以上はえている
  • 茎が太く真っ直ぐ伸びている
  • 節の間がせまい
  • 花や蕾がついている
  • 病気や害虫の被害にあっていない

苗は、育苗ポットに入った状態で販売されているものを購入する場合が多いでしょう。

元気な苗を見つけたら、プランターに植え付けます。トマトの苗の基本的な植え付け手順は、以下です。

  1. プランターに土を入れる前に鉢底石を敷き詰める
  2. 野菜用培養土などを入れる
  3. 育苗ポットよりも一回り大きな穴を掘る
  4. ポットから苗を取り出し、根まわりの土を軽くほぐす
  5. 苗を穴に入れ、優しく土をかける
  6. 苗の隣に支柱を立てる
  7. 株元に水をたっぷり与える

わき芽かき

トマトは、生育にともない茎と主枝の根元から「わき芽」と呼ばれる新芽がはえてきます。

わき芽を伸ばし放題にしてしまうと、栄養が分散するため、大きくて味が良いトマトがつくれません。わき芽を見つけたらすぐに摘み取るのが、大玉トマトの栽培を成功させるポイントの一つです。

わき芽かきの方法は、とても簡単。わき芽を指でつまみ、横にポキッと倒すだけで摘み取れます。見つけたら早めに取り除くようにしましょう。

人工授粉

トマトは基本的に自然受粉する作物です。しかし、人工授粉したほうが間違いないので、とくに初心者はしておいたほうがよいでしょう。

人工授粉の方法は、主に2つ。

筆や綿棒を使う

開花したら、花房のなかに筆や綿棒を入れてくるくる回します。

トマトは花房のなかに雄しべと雌しべがある植物なので、こうするだけで受粉できるんです。

花を指ではじく

花を指ではじく方法は、道具がいらず気づいたときにすぐできるため、もっとも簡単です。

一つ注意するのが、強くはじきすぎないということ。はじく力が強いと花が落ちてしまうので、優しくはじくようにしてください。

摘心

摘芯は、トマト栽培で重要な作業の一つです。トマトが成長し、支柱と同じくらいの高さになったら、茎の先端をカットしましょう。この作業が摘芯です。

摘芯することで、トマトが過剰に成長するのを防げます。適度な大きさになったところで摘芯すれば、株全体に栄養が行き渡り、トマトの果実が大きく成長できるといわれています。

摘果

トマトは、鈴なりといって、一つの房にたくさんの実がつきます。トマトがピンポン玉程度の大きさになったところで、形が良いものだけを3つほど残し、ほかは取り除きましょう。この作業を、摘果といいます。

摘果すると残った実に栄養が集中するので、大きくて美味しいトマトが収穫できるんです。たくさんの実がついたままだと、ミニトマト程度のサイズで成長が止まってしまう可能性もありますよ。

追肥

植え付けるときの培養土には、堆肥や元肥などの肥料があらかじめ入っています。

しかし、大玉トマトは大きな実がなるため、生育途中で肥料が足りなくなってしまうんです。そこで必要なのが、追肥です。

追肥するタイミングは、最初にできた実がピンポン玉くらいの大きさになったとき。このタイミングで、化成肥料を大さじ1杯土壌表面にまいてください。

その後、1週間〜2週間を目安に収穫するまで定期的に追肥しましょう。

雨よけ

トマトの実は、長く雨にあたりすぎると実が割れてしまうことがあります。そうならないようにするためにも、雨が降ったときはプランターを雨のあたらない場所へ移動させましょう。

プランターを移動できない・雨をよけられる場所がないという場合は、簡易ビニールハウスがおすすめです。支柱とビニールがあれば簡単につくれるので、試してみてください。

大玉トマトの栽培時期

大玉トマトの栽培適期は、暖かい季節です。種まきや植え付け、収穫するのに最適な時期を紹介するので、栽培の参考にしてください。

種まき 3〜4月
植え付け 4月下旬〜5月上旬
わき芽かき 5〜9月
収穫 6〜9月

家庭菜園向き大玉トマトの品種

家庭菜園でつくるのにおすすめの、大玉トマトの品種をご紹介します。

育てやすい品種をまとめましたので、初心者でも失敗が少ないでしょう。

桃太郎

スーパーでもよく見られる、もっともポピュラーな大玉トマトです。プリッと張った硬めの実にくわえ、糖度と酸味のバランスが良いのが特徴。

クセの少ない味で、誰でも食べやすいと人気を集めています。

サンロード

大きめの実と、鮮やかな赤い色が特徴の品種です。実が硬めで歯ごたえがあるため、丸かじりして食べるのがおすすめ。

サツマイモネコブセンチュウや青枯病など、トマトがかかりやすい病気に耐性があるので、家庭菜園でも育てやすいでしょう。

麗夏

生育旺盛で病気に強いため、家庭菜園に適した大玉トマトです。また、実割れがしにくいという特長もあるため、樹の上でギリギリまで完熟させられるのも嬉しいポイント。

樹の上で太陽の光をたっぷり浴び、根から栄養をもらったトマトはとても美味しくなりますよ。

用意するもの

大玉トマトのプランター栽培で用意するものは、以下の5つです。

  • 大玉トマトの苗:身近なところで好きな品種の苗を探す
  • プランター:横30cm、縦30cm、深さ30cm以上のサイズ
  • 支柱:高さ180cm以上
  • 肥料:追肥には化成肥料や液体肥料がおすすめ
  • 麻ひも:枝を支柱に誘引するときに使用
  • ハサミ:収穫や摘芯で使用

トマトの病害虫

最後に、トマトに発生しやすい病害虫をご紹介します。病害虫は作物の天敵です。それぞれの症状を知り、見つけたら対策しましょう。

オオタバコガ、ハスモンヨトウなど

オオタバコガ
<オオタバコガ>
オオタバコガの幼虫は、トマトの実を餌にして成長する害虫です。トマトの実に、約5mmの穴が空いていたら要注意。実が食害にあっている可能性があります。

収穫前の実を全て食べられてしまうこともあるので、被害あった実はすぐに取り除きましょう。
ハスモンヨトウ
<ハスモンヨトウ>
ハスモンヨトウは、トマトの葉や実、茎など、株全体に被害を与える害虫です。

見つけたら、すぐに手で取り除きましょう。発生を防ぐには、防虫ネットの使用が効果的です。

灰色かび病やうどんこ病

灰色かび病
<灰色かび病>
トマトの葉、実、花弁などが、カビが生えたように灰色になる病気です。対策しないと株全体に広がり、枯れる原因となってしまいます。

日当たり・風通しが良い場所で栽培すると、発生しにくくなるといわれています。
うどんこ病
<うどんこ病>
トマトの葉が、うどんの粉をかけたように白く変色してしまう病気です。被害が進むと茎や花弁にまで広がり、治せなくなってしまいます。

発生初期なら、被害箇所を取り除くだけでおさまります。被害が広がったら、うどんこ病に効く薬剤を使用しましょう。

尻腐れ病

尻腐れ病
果実の下のほうが黒く変色し、腐ったようになる障害です。株全体が枯れてしまう可能性は低いですが、収穫できる実が減ってしまうので予防しましょう。

カルシウムの欠乏により発生するため、土壌に苦土石灰をまくのが効果的です。

この記事も読まれています苦土石灰とは?代用品や効果的な使い方までをわかりやすく解説!

まとめ

大玉トマトの栽培は、7つのコツをおさえれば簡単です。わき芽かきや人工授粉、摘芯・摘果などを欠かさず管理することで、家庭菜園で美味しいトマトを手作りできます。

栽培に必要な道具も今は気軽に準備できるので、始めてみてはいかがでしょうか?自宅で採れたてのトマトが食べられますよ。

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