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きゅうりの実がならない!なかなか花ができない理由と対処術

家庭菜園などできゅうりを栽培中、「実がならない」「大きく成長しない」などで悩む人は、意外と多いんです。きゅうりの実がならないのには、どんな理由があるのでしょうか?

今回は、きゅうりの実がならないときの理由と対処法をご紹介します。

初心者でもわかるよう、詳しく解説しますので、参考にしてください。

きゅうりの実がならない原因と対策

きゅうりの実がならない場合、5つの原因が考えられます。

ここでは主な原因と対策をまとめましたので、栽培するときのために覚えておきましょう。

日照不足・温度

きゅうりは日当たりの良い環境を好む野菜なので、日照不足だと生育不良を起こし、実がならないことがあります。

きゅうりを管理するのにおすすめなのは、南向きや東向きの日当たりの良い場所です。

プランターで栽培しているなら、日の当たり方に合わせて置き場所を変えましょう。地植えなら、日の当たる時間が長い場所に定植するようにしてください。

また、栽培環境に問題がなくても、上のほうの葉っぱが日陰になり、下の実が日照不足になる場合があります。

株全体を見て、すべての葉や実に日の光が当たるように仕立てましょう。

肥料のやりすぎ

肥料はキュウリ栽培で欠かせないものですが、与えすぎはおすすめしません。必要な量以上の肥料をきゅうりに与えると「肥料焼け」という状態になり、水分不足を引き起こします。

肥料をたくさん与えたからといって、きゅうりの成長をより促すわけではありません。

肥料によって与えるべき量が違うので、容器に記載された肥料の適切な量を守りましょう。

水分不足

きゅうりは、実がなり始めると、より大きくさせるために水と栄養がたくさん必要になります。このとき、水やりを怠ると水分不足になり、実がならなくなってしまうんです。

きゅうりの栽培時期は、4〜8月になります。気温が高くなる季節なので、水やりは朝に1日1回が適切です。

しかし、7月後半〜8月の一年でもっとも暑い時期は水分の蒸発が早くなるため、朝と夕方の1日2回あげるとよいでしょう。

風通しが悪い

きゅうりの株は、茎からツルが伸び、葉も大きめです。そのため、つるや葉が繁って内側の風通しが悪くなることがあります。

風通しが悪いと、病気にかかりやすい・害虫が発生しやすいなどの弊害がでてくるので、余分なつるや葉をカットして整えましょう。

整えるときのコツは、株全体に太陽の光が当たるようにすること。陰になって日照不足になる実がないよう、全体のバランスを見て整えてください。

うどんこ病

うどんこ病
うどんこ病とは、きゅうりに発生しやすい病気の一つで、葉がうどんの粉をまぶしたように白くなるのが特徴です。

うどんこ病に感染すると、株全体が弱り、発育不良によって実がならなくなってしまいます。

きゅうりの葉にうどんこ病の症状を見つけたら、すぐに取り除いてください。初期なら、それだけで病気の広がりを抑えられますよ。

雄花ばかりが咲いてしまう原因は?

雄花ばかりが咲いてしまう原因は?
きゅうりの花は、まず雄花が咲き始めるという特徴があります。その後、株やつるが大きく成長するにつれて雌花も開花していくんです。

成長期に水分不足や肥料不足になると、雌花ができにくくなってしまいます。これにより、咲いている花が雄花ばかりという状態になると考えられます。

雌花が咲かなければ実がならないので、花が咲いているからと安心せず、雌花の数をチェックしておきましょう。

実がならないのは受粉が影響してる?

一般的な植物は、雄花と真鼻が受粉することで実がなりますよね。しかし、きゅうりの場合は少し特殊で、受粉しなくても実ができる単為結果という性質があるんです。

単為結果とは、植物が受粉せずに実をつくる現象のことをいいます。

雄花と雌花が咲いていれば受粉しなくても実ができるため、きゅうり栽培において受粉しているかしていないかはあまり影響しないと覚えておきましょう。

きゅうりの実が大きくならないのは?

きゅうりは、実がたくさんなっているにもかかわらず、なかなかサイズが大きくならないことがあります。

この場合考えられる原因は、以下の2つです。

  • 水分不足
  • 肥料不足

実ができたきゅうりは、水や栄養をどんどん吸収し、実を大きくするための成長期にはいります。

成長期のきゅうりは、よりたくさん栄養が必要になるので、それまでの育て方では足りなくなってしまうことも。

きゅうりの肥料不足と水分不足を避けるには、以下のポイントに注意して育てるのがおすすめです。

  • 水は朝・夕の2回与える
  • 追肥のタイミングは、定植後1ヶ月と収穫直前

上記のポイントを守りつつ、株全体の様子にも気をつけながら育てれば、実はすくすくと大きくなりますよ。

きゅうりの雌花が枯れるのは?

きゅうりを栽培していると、雄花ばかりが枯れて落下することがあります。やっと開花した花が枯れてしまうと「実が収穫できなくなるのでは」と不安になりますよね。

しかし、その心配は不要です。前述したように、きゅうりは受粉しなくても実がなる単為結果という性質があるので、雄花が枯れても雌花が残っていれば収穫量に影響は与えません。

ちなみに、きゅうりの雌花は枯れ落ちることはないといわれています。

きゅうりの実は雌花の根元が大きくなるので、雌花が落ちていなければそれほど心配することはないでしょう。

まとめ

きゅうりの実がならない・大きくならないと感じたら、以下のポイントに気をつけましょう。

  • 南向きや東向きの日当たりの良い場所で育てる
  • 肥料は規定量与える
  • 水やりは基本的に朝1回、気温が高い時期は朝と夕方の2回与える
  • 株全体に日の光が当たるように葉やつるを整える
  • うどんこ病に注意し、葉が白くなっていたら早急に取り除く

日当たりと風通しが良い場所で育て、水やりと肥料の量に注意すれば、きゅうり栽培は初心者でも難しくありません。

家庭でも、手づくりの美味しいきゅうりを楽しめますよ。

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