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ミニトマトの花が落ちる7つの原因と気をつけたい3つのポイント

ミニトマトは、栽培中に花が落ちてしまうことがあります。開花した花が落ちてしまったら、残念な気持ちになりますよね。

今回は、なぜミニトマトの花が落ちてしまうのか、詳しくご紹介します。

主な原因と栽培で気をつけたいポイントを解説しますので、参考になること間違いなしです。

ミニトマトの花が落ちる7つの原因

ミニトマトの花が落ちる原因は、7つあるといわれています。

ここでは7つの原因をそれぞれまとめたので、栽培のポイントとして覚えておいてください。

植え付け時の元肥が多すぎる

ミニトマトの花は、肥料を与えすぎたせいでチッ素成分が多くなると、落ちてしまうといわれています。

植物を栽培するときは、初めに培養土のなかに元肥を加えますよね。このとき「肥料はたくさん与えたほうが良いもの」と考えて、規定量を越えて与えてはいけません。

もしミニトマトの花が落ちはじめたら、肥料を与えすぎていないか確認してください。

与えすぎていると感じたら、土にたっぷり水やりをするとよいでしょう。土のなかのチッ素成分が水と一緒に流れ出すので、花の落下が止まる可能性があります。

肥料不足になっている

ミニトマトは成長にともなってたくさんの実がなるので、多くの養分を必要とします。

肥料は与えすぎてはいけませんが、全く与えずに育てるのも、肥料不足により花が落ちてしまう原因になるんです。

元肥の養分が切れるタイミングである、植え付け後2週間を目安に追肥するようにしましょう。

適度に追肥することで、ミニトマトが肥料切れを起こすことなくスクスク成長できること間違いなしです。

水不足で過乾燥になっている

水不足で過乾燥になっている
水やりを怠った場合も、ミニトマトは花が落ちることがあります。水不足で土や根が乾燥していると、ミニトマトはカラカラの状態になり、やがて枯れてしまうでしょう。

ミニトマトの栽培時期は一般的に暑い時期であることが多いので、水やりは1日1回が基本です。

朝、通勤・通学前にたっぷり株元に水をあげれば、水分不足になることはないでしょう。

気温が高く水分の蒸発が多い時期には、朝・夕の2回水やりをしてください。

日照時間が足りない

日照時間が足りない
日当たりの悪い環境で栽培されているミニトマトは、花が落ちやすい傾向にあります。

これは、日当たりが悪いことで日照時間が足りず、ミニトマトが発育不良を起こしているのが原因です。

発育不良により成長できなくなったミニトマトは、花や葉を自分で落とします。こうすることで、栄養分が全体に行き渡るのを防ぎ、残った数少ない葉や実に栄養が集中するようにしているんです。

受粉できていない

受粉できていない
花は、雄しべと雌しべが受粉して実をつけます。受粉に成功した花は根元にミニトマトの果実がつくられますが、受粉できなかった花はただ落下するだけになるんです。

ミニトマトの花は、基本的に自然受粉が可能です。ハチなどの虫や風の力により、何も手をかけなくても花同士が自然に受粉すると考えられています。

間違いなく受粉させたい場合は、人工授粉させるとよいでしょう。

人工授粉の方法は、とても簡単です。ミニトマトの花を指で優しくはじくだけで、花粉が放出されて近くの花と受粉します。

この作業をすれば受粉しないことはないので、ぜひ試してみてください。

極端な暑さや寒さ

ミニトマトの栽培適温は、20〜30℃といわれています。この気温から極端にズレた環境で栽培すると、ミニトマトは生育不良を起こし花が落ちる原因になってしまうんです。

真夏なら、長い時間直射日光に当たることで発育不良を起こす可能性があります。

反対に、植え付け時期が早すぎたり冷夏で気温が上がらなかったりして適温で栽培できなかった場合も、成長できずに花が落下してしまうでしょう。

植物を栽培するときは、とくに気温に注意が必要です。栽培適温にあうよう、環境を整えて育てるようにしてください。

苗の植え過ぎ

苗の植え過ぎ
ミニトマトを栽培するなら、たくさん果実を収穫したいですよね。そんな思いから、プランターや家庭菜園に苗をたくさん植えてしまう人もいるでしょう。

しかし、苗の植え過ぎはミニトマトの花が落ちてしまう原因になります。苗を植え過ぎると、土のなかで根詰まりを起こしてしまうんです。

植物は根が伸ばせないと、水分や栄養をうまく吸収できないため、花が落ちたあとに枯れることになるでしょう。

花を落とさないための3つのポイント

ミニトマト栽培で花を落とさないようにするには、3つのポイントをおさえておくことが大切です。

最後に花を落とさず栽培するコツを紹介するので、チェックしておいてください。

不要な葉を取る

不要な葉を取る
葉は、多ければよいわけではありません。多すぎると、下のほうにある葉に太陽の光が当たらなくなったり養分が行き渡らなくなったりします。そのため、ミニトマト栽培では不要な葉は取り除くのがおすすめです。

不要な葉を取ることは、株の風通しを良くする効果もあります。

ミニトマト全体を見ながら、全ての葉に日が当たるように葉を取り除きましょう。

摘果をする

摘果をする
摘果とは、不要な果実を取り除く作業です。以下のような果実を見つけたら、早めに摘み取りましょう。

  • 房の先端にできた果実
  • 病害虫の被害にあった果実
  • 極端に大きくなった果実

上記の果実は、そのまま育ててしまうと他の果実の生育に悪影響を及ぼす可能性があります。

すべての果実が同じ速度で成長すれば、均等に栄養素が行き渡るため、より美味しいミニトマトがつくれますよ。

土壌の消毒をする

土壌の消毒をする
土壌の消毒は、連作障害の防止に役立ちます。

ミニトマトは連作障害が起きやすい野菜の一つなので、植え付け前に土壌を消毒することで、続けてミニトマトを栽培しても問題なく育つこと間違いなし。

主な消毒方法は、以下の5つです。

  • 殺菌殺虫剤
  • 土壌消毒剤
  • 太陽熱消毒
  • 土壌還元消毒
  • 焼土

土壌を消毒すると、土のなかにいる病気のもとになる細菌・カビ・害虫を一掃できます。

清潔な土で育てれば、ミニトマト栽培に失敗する可能性がグッと減りますよ。

まとめ

ミニトマトの花が落ちるのには、7つの理由があります。

  • 植え付け時の元肥が多すぎる
  • 肥料不足になっている
  • 水不足で過乾燥になっている
  • 日照時間が足りない
  • 受粉できていない
  • 極端な暑さや寒さ
  • 苗の植え過ぎ

どれも少し育て方を工夫するだけで防げる原因なので、ミニトマトを栽培するときは注意してみてください。

今回紹介したポイントに気をつければ、美味しいミニトマトを家庭でたくさん収穫できますよ。

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