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家庭菜園で育てよう!春まき・春植え野菜の特徴と育て方のポイント

春がやってくると本格的な家庭菜園のシーズンが始まります。ホームセンターや園芸店でも、野菜の苗が所狭しと出番を待っている様子。

そんなワクワクする季節に、家庭菜園を始めてみませんか。

今回の記事では、春の家庭菜園に植える野菜の特徴や育て方、注意点を前半で、後半は春の家庭菜園におすすめしたい野菜をご紹介しています。

春まき・春植えの野菜は家庭菜園初心者でも育てやすい品種がたくさんあります。気温が少しずつ上がっていく春。ぜひ最後まで読んで、春の家庭菜園を楽しんでくださいね。

春の家庭菜園に植える野菜の特徴

春は家庭菜園を始めるのにもっとも適したシーズンです。野菜の苗や種がたくさん出回り、どの野菜を植えようか迷うくらいです。

春まき・春植えの野菜の特徴は、初心者でも簡単に栽培できる品種が多いことです。しかも葉物野菜や実を食べる果菜類、根を食べる根菜類、そして豆類とバリエーションに富んでいます。

また、生育が早く収穫までの期間が短いのも、春まき・春植え野菜の特徴です。そのため、家庭菜園を管理する時間が短くても、楽しい収穫を早く経験できます。

春の家庭菜園に植える野菜の育て方

春まき・春植え野菜には、寒さに比較的強いものや暖かくなってから育てるほうが良いものなどさまざまです。野菜にはそれぞれ種まきや定植に向いている時期があります。

春は人や植物にとって過ごしやすい気候ですが、寒の戻りなど気温の急激な低下への注意が必要です。

少し時期がずれただけで、成長に影響して失敗してしまうこともあります。春の家庭菜園では、野菜の生育適期に特に注意して作業することが重要です。

春の家庭菜園に植える野菜の病害虫対策

春の家庭菜園では病害虫対策を怠ることができません。人や植物と同じように、春になると昆虫や病気の元となるウイルスも活発に動き始めます。

春の家庭菜園では野菜の生育が旺盛です。そうすると、雑草も同じように生長し始めます。まだ小さな苗や株の周りに雑草が生えると、風通しや日照が悪くなって、病害虫が発生する原因となってしまいます。

こまめに春まき・春植え野菜を観察して、早めに病害虫対策を行うことが、家庭菜園の野菜を元気に育てるポイントです。

春の家庭菜園に植える野菜の注意点

春の家庭菜園で特に注意したいポイントについて解説していきましょう。他の季節の家庭菜園とは少し異なる点に気をつけると失敗を予防できます。

遅霜に注意

春まき・春植え野菜を家庭菜園に植えたときの失敗で一番多いのが遅霜の被害です。特に春植えの夏野菜は寒さに弱いため、霜がおりると葉が凍ってしまいます。

遅霜は家庭菜園がある場所によって発生頻度が異なります。たとえば都市部のベランダ菜園では最低気温が下がりにくく、あまり対策をする必要はありません。しかし一方で、山に囲まれた盆地などでは冷たい空気がたまりやすく、遅霜がおりやすいといえるでしょう。

このような地域では、耐寒性がある品種を選んだり、不織布で覆ったりして遅霜に備えながら春まき・春植え野菜を管理するのがおすすめです。

トウ立ちに注意

春まき・春植え野菜のなかでも葉物野菜は、収穫までの期間が短く家庭菜園で育てやすいといえます。しかし、気温が急に上昇し始める春から初夏にかけては、トウ立ちに注意が必要です。

「トウ立ち」とは花をつける「花茎」が伸び出す状態です。つまり、葉物野菜が成長過程から子孫を残す過程へ移った状態を指します。

トウ立ちすると、光合成や根から吸収した栄養は、花を咲かせるために使われ始めます。そのため、葉物野菜では、葉が硬くなって食味が落ちてしまいます。

春まきのホウレンソウやシュンギクなどは、早めに収穫するようにしましょう。

雑草に注意

春の家庭菜園では野菜だけではなく、雑草もいっせいに成長し始めます。雑草がまだ幼い苗の周囲に生えると、成長のための養分を取られてしまうため、早めに抜くようにすることが重要です。

また、雑草が生えることで、野菜の苗周りの風通しや日当たりにも影響があります。春まき・春植え野菜を順調に成長させるためにも、早めに雑草対策をしましょう。

春の家庭菜園に植えたい野菜10選

春まき・春植え野菜を家庭菜園に植える際のポイントについて解説してきました。それでは、ここからは春の家庭菜園におすすめの野菜をご紹介していきましょう。

春の家庭菜園に植えたい野菜「ホウレンソウ」

春まきのホウレンソウは、プランター菜園で簡単に栽培できる初心者におすすめの野菜です。ホウレンソウの旬は冬ですが、3月から4月に種をまくと、病害虫の心配が少ない環境ですくすくと成長します。

ホウレンソウはトウ立ちしてしまうと、葉が硬くなって風味が落ちてしまいます。茎や葉が柔らかいうちに収穫するようにしましょう。

また、ホウレンソウを上手に育てるコツは、思い切った間引きです。混み合った環境で育てると、すべての株が充実しづらくなります。収穫までに2~3回、株の根元を抑えて指で抜き取ります。間引いたホウレンソウは生で食べても風味豊かです。

栽培時期
  • 種まき 3月~5月上旬
  • 収穫  3月~6月上旬

春の家庭菜園に植えたい野菜「シュンギク」

寒さに強いシュンギクは、春の家庭菜園に早めに種まきをするのがおすすめです。春になって気温が上昇し、昼間の時間が長くなるにつれ、トウ立ちしやすくなります。

最近ではトウ立ちしにくい品種も販売されているので、春の家庭菜園向けといえるでしょう。シュンギクもホウレンソウと同じく、思い切った間引きが大切です。

株と株の間を開けるように栽培中に2回程度間引くと、病害虫対策になり元気で栄養満点のシュンギクが収穫できます。

 

栽培期間
  • 種まき 3月~5月
  • 収穫 4月下旬~7月

春の家庭菜園に植えたい野菜「リーフレタス」

ベランダでのプランター菜園では、春にリーフレタスの種をまくのがおすすめです。日当たりのいい室内のキッチンガーデンでも簡単に育てられるのがリーフレタスの特徴です。

リーフレタスにはさまざまな色の品種があるので、苗を購入して育てると食卓の彩りに使えて便利ですね。必要な分だけ外の葉から摘み取って収穫しましょう。

リーフレタスは昼間の時間が長くなるとともに、トウ立ちしやすくなります。トウ立ち前には株ごと収穫するのが柔らかいリーフレタスを楽しむポイントです。

栽培期間
  • 種まき 3月~4月
  • 植え付け 4月~5月
  • 収穫 5月下旬~7月

春の家庭菜園に植えたい野菜「アスパラガス」

アスパラガスは種から育てると収穫まで3年ほどかかる野菜です。しかし、春になるとホームセンターや園芸店には、数年かけて育てられたアスパラガスの大きな苗(根株)が並びます。

この根株を使うと、植え付け2年目から収穫することができます。アスパラガスの特徴はそれだけではありません。家庭菜園に一度植えると、10年程度収穫が可能です。

新鮮なアスパラガスが毎年生えてきて収穫できるのは、とても魅力的ですね。

栽培期間
  • 大苗の植え付け 5月
  • 収穫 2年目の4月~6月/7月~9月(年2回)

春の家庭菜園に植えたい野菜「キュウリ」

キュウリは春に家庭菜園へ植えて、夏に収穫する野菜です。キュウリを植えるときには「連作障害」に注意しましょう。「連作障害」とは、同じ科の野菜を続けて栽培すると土の成分のバランスが崩れるなどして、病害虫が発生しやすくなることです。

キュウリはウリ科なので、同じウリ科のカボチャやスイカを育てた場所へは2年程度植えないようにします。

また、キュウリは寒さに弱いため、遅霜の心配がなくなった5月に入ってから植え付けるのがおすすめです。

栽培期間
  • 種まき 4月~5月
  • 植え付け 5月
  • 収穫 6月下旬~9月

春の家庭菜園に植えたい野菜「ニンジン」

ニンジンはスーパーマーケットなどでは一年中見かける野菜ですね。家庭菜園では春まきや秋まきで育てるのが一般的です。家庭菜園でニンジンを育てると、おいしくて栄養価が高いニンジンの葉も食べられるのがおすすめポイントです。

ニンジンなどの根菜類は葉物野菜と比べると成長がゆっくりです。種まきをしてから、2~3ヶ月かけて育てます。

春まきのニンジンは、トウ立ちしにくい品種を選ぶようにしましょう。また、雑草が生えると病害虫の原因になります。間引きや雑草の管理に注意しながら育てるのがコツです。

栽培期間
  • 種まき 3月~4月
  • 収穫 6月下旬~8月上旬

春の家庭菜園に植えたい野菜「オクラ」

夏野菜のなかでも栄養価が高いオクラも、家庭菜園で春まきする野菜です。地植えにすると、背丈くらいまで大きく成長するオクラ。種から育てやすい家庭菜園初心者向けの野菜としても人気があります。

オクラは根が傷つくと再生しにくいため、一度植え付けたら間引きや移植は行わないことが重要です。収穫時期になると、朝まだ小さかった実が夕方には大きくなるくらい、生育が早いのが特徴です。

栽培期間
  • 種まき 3月~5月
  • 植え付け 5月~6月
  • 収穫 7月~9月

春の家庭菜園に植えたい野菜「ピーマン」

ピーマンはナス科の植物です。ナス科の野菜もウリ科と同じように、連作障害を起こします。連作障害を避けるためには、2年程度はナス科の野菜を育てていない場所に植えるか、「接ぎ木苗」を選びましょう。

接ぎ木苗とは、土台となる品種(台木)においしい実がたくさんなる品種(穂木)をつなぎ合わせた苗です。台木に連作障害に強い品種を使った接ぎ木苗はホームセンターなどでも取り扱われています。

栽培期間
  • 種まき 3月~4月
  • 植え付け 5月~6月
  • 収穫 6月~10月

春の家庭菜園に植えたい野菜「トマト」

春に家庭菜園に植え付けて夏に収穫するトマト。家庭菜園をカラフルに彩ってくれる野菜ですね。トマトもピーマンと同じナス科の野菜です。家庭菜園初心者がホームセンターや園芸店で苗を選ぶときには、接ぎ木苗を購入すると失敗が少ないでしょう。

また、大玉のトマトだけではなく、ミニトマトはより簡単に家庭菜園で育てられます。水はけよく乾燥気味に育てるのがトマト栽培のポイントです。

栽培期間
  • 種まき 3月
  • 植え付け 5月
  • 収穫 7月~9月

春の家庭菜園に植えたい野菜「ナス」

さまざまな品種があるナスは家庭菜園で珍しい品種を育てるのがおすすめです。真っ白な品種や丸い賀茂ナスなど、食感が異なって家庭菜園ならではの風味を楽しめますね。

ナスは日当たりと水、そして肥沃な土壌を好みます。また、連作障害がとても発生しやすいため、接ぎ木苗を購入して、3年程度はナス科を栽培していない場所へ植え付けるようにしましょう。

栽培期間
  • 種まき 2月~3月
  • 植え付け 4月~5月
  • 収穫 6月下旬~10月

春まき・春植え野菜を家庭菜園に植えてみよう!

春は家庭菜園を始めるのに最適な季節です。「春の家庭菜園で野菜を育ててみたい」「どんな野菜が春の家庭菜園に向いているのかな?」と悩んでいる人は少なくありません。

今回の記事でご紹介した春まき・春植え野菜の特徴や注意点に気をつけると、初心者でも簡単に家庭菜園を始められます。

気持ちのいい季節にぜひ家庭菜園での作業を楽しんでくださいね。

 

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