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キッチンで楽しもう!おしゃれな家庭菜園の作り方

キッチン菜園を始めてみませんか

毎日料理をするキッチンに、摘んですぐ使えるフレッシュな野菜があるのは理想的ですね。

おうち時間の楽しみの一つに、季節を問わず楽しめるキッチン菜園を取り入れる人が増えています。狭いスペースでもアイデア次第で数種類の野菜を育てられるキッチン菜園は、家庭菜園初心者にもハードルが低くて気軽に始められるのが大きな特徴です。

今回の記事では、キッチン菜園を始めるときに覚えておきたい基礎知識やおすすめの野菜、そして失敗しない育て方をくわしくご紹介していきます。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

キッチン菜園とは

キッチン菜園とは、キッチンカウンターやダイニングテーブルの上など、ニッチなスペースを利用して野菜やハーブなどを育てる家庭菜園のことです。

キッチンの近くで育てるため、毎日の手入れや水やりも忘れにくく、家庭菜園初心者におすすめの菜園と言えます。また、忙しい毎日を送る人は、ベランダや庭の野菜を収穫する時間も確保するのが難しいです。キッチン菜園に料理でよく使う野菜が育っていると、摘んだりハサミで切ったりしてすぐに使えます。

それでは、キッチン菜園を始める前に知っておきたいメリットとデメリットについてご紹介していきましょう。

キッチン菜園のメリット

キッチン菜園のメリットは次の5つがあげられます。

  • 室内なので虫がつきにくい
  • 新鮮な野菜をすぐに料理に使える
  • 土を使わない方法も
  • 季節を問わず楽しめる
  • 短い期間で収穫できる

家庭菜園を始めたいけれど、どうしても虫が苦手……という人はたくさんいらっしゃいます。室内で育てるキッチン菜園では、屋外の家庭菜園と比べると虫がつきにくいのは大きなメリットです。

虫がつきにくいという特徴を持つキッチン菜園では、農薬を使うことがほとんどありません。そのため、安心・安全な野菜をシンクでサッと洗うだけですぐに食卓へと出せるのがメリットです。

ハーブや薬味に使う野菜は買ってきても使い切るのが難しいこともあります。使いたい分だけすぐに摘み取れるキッチン菜園では、安心と便利さを実感できます。

キッチン菜園で育てられる野菜のなかには、土を使わずに水耕栽培できるものがあります。プランターや鉢、そして用土を準備しなくても始められるため、キッチンにスペースさえあれば、すぐにでもチャレンジできるのはうれしいですね。

気候がいい春や秋は楽しめても、暑い夏や寒さが厳しい冬は家庭菜園を続けるのが難しいものです。屋外での家庭菜園を休む期間にも、キッチン菜園なら簡単に続けられます。室内が中心のキッチン菜園は温度管理がしやすいのも大きなメリットです。

家庭菜園の初心者にとって、やはり一番楽しみなのは収穫ではないでしょうか。キッチン菜園に向いている野菜はほとんどが短期間で収穫できるものです。

すくすく成長する野菜は、見ているだけでもすがすがしい気持ちになります。お子さんといっしょに育ててみるものおすすめです。

キッチン菜園のデメリット

キッチン菜園を始める前には、デメリットについてもしっかりと理解しておくことが大切です。キッチン菜園のデメリットには次の3つがあげられます。

  • こまめな水の管理が必要
  • 野菜が徒長しやすい
  • 場所によってはライトが必要

キッチン菜園は常に安定した環境にあるため、手入れは屋外の家庭菜園と比較すると簡単です。しかし、日当たりが良い場所で管理していると、藻などが繁殖してどうしても水が汚れてしまいがちです。

特に水耕栽培では、培養液や水をこまめに交換して清潔に保つ必要があります。また、料理をするキッチンにあるため、衛生面にも注意するようにしましょう。

日当たりが十分ではない場合や水や肥料を与えすぎる環境では、植物は「徒長」しがちです。家庭菜園初心者には「徒長」は耳慣れない言葉かもしれません。徒長とは、植物が間延びして成長してしまっている状態のことです。

キッチン菜園は自由に場所を決められるわけではありません。どちらかというと「空いているスペース」を利用して始めるケースが多いです。ですから、日照が不足して徒長することがあります。また身近にあるキッチン菜園では、つい過保護に野菜を育ててしまうことがあります。

日照不足だと感じる場所のキッチン菜園には、LED照明をプラスしてあげるのがおすすめの対策です。最初に少しコストはかかりますが、LEDライトだと毎日の電気代は安くすみます。

キッチン菜園のデメリットは注意すれば避けられるものが多いため、必要以上に心配することはないでしょう。

キッチン菜園の種類について

キッチン菜園には大きく分けて2種類あります。土を使って育てるタイプと土を使わずに水や培養液で育てるタイプです。それぞれの特徴を紹介していきましょう。

土を使ったキッチン菜園

家庭菜園の経験者の人には、土を使ったキッチン菜園の方が身近に感じられるのではないでしょうか。お気に入りの鉢やミニプランターを清潔に洗って使えば、培養土を入れてすぐに種まきができます。

発芽するまでは乾燥に注意しながら、半日陰で管理するのが上手に芽を出すコツです。鉢やプランターの受け皿をこまめに掃除する必要がありますが、水耕栽培のキッチン菜園と比べると育てられる野菜の種類が多いのが大きな魅力です。

水耕栽培で楽しむキッチン菜園

最近人気が出ている水耕栽培。おしゃれなキットも販売されていて、キッチンに置いてインテリアの一つとしても楽しるのが特徴です。

マンションやアパートでは土を使うことが、家庭菜園を始める大きなハードルになっているときがあります。後の処分に困る土を使用しないことで、気軽にキッチン菜園が始められるのはうれしいこと。

スプラウトをはじめとした葉物野菜は水耕栽培に向いています。最近よく耳にする「リボベジ」も水耕栽培を使うことが多いです。

大根やにんじんのヘタやネギの根を捨てずにもう一度育てる「リボベジ」。フードロスにもつながる取り組みとして、キッチン菜園に取り入れるのもおすすめです。

キッチン菜園を始めるときに必要なアイテム

家庭菜園初心者にも魅力的なキッチン菜園。いざ始めるときには何が必要なのかを、土を使うタイプと水耕栽培タイプに分けてまとめておきましょう。

土を使ったキッチン菜園

  • プランターや鉢、ペットボトルでも可
  • 受け皿
  • 野菜用培養土
  • 化成肥料(チッソ・リン酸・カリウムの比率が同じもの)
  • 野菜の種
  • 霧吹き
  • 小さめのスコップ

水耕栽培で楽しむキッチン菜園

  • 市販の水耕栽培キットを使う
  • 皿やコップ、プラスチックのトレイなど育てる野菜に合わせて
  • 野菜の種
  • コットンシートまたはスポンジ(種まき用)
  • 霧吹き
  • 液体肥料

キッチン菜園におすすめの野菜

準備が整ったらすぐに始められるのがキッチン菜園のいいところです。キッチン菜園に向いている野菜とその育て方を解説していきましょう。

ブロッコリースプラウト

ブロッコリースプラウトとは

栄養価が高いブロッコリースプラウトは、ぜひキッチン菜園で育ててみたい野菜の一つです。おなじみの野菜ブロッコリーの発芽してすぐの幼芽をブロッコリースプラウトと呼びます。ちなみにスプラウトとは食べられる新芽のことです。

ブロッコリースプラウトの栄養には注目が集まっています。βカロテンやビタミンC、ビタミンEといった抗酸化作用を持った成分がたくさん含まれています。

もっとも注目されている成分が「スルフォラファン」です。身体から余分なものを排出する力が高いスルフォラファンはアンチエイジングやデトックスに効果があると言われています。

加熱せずに食べられるブロッコリースプラウトなら、栄養素を壊さずに身体に取り込めるのがすぐれた特徴です。

ブロッコリースプラウトの育て方

  1. 種まき

    ブロッコリースプラウトを育てるときに一番注意したいのが、種の選び方です。大きく育つブロッコリー用の種ではなく、必ずスプラウト用の種を購入するようにしましょう。

    浅めのプランターや容器を準備したら、コットンシートやスポンジを敷いて全体を水に浸します。種を重ならないようにバラまきにします。
  2. 発芽までの管理

    新聞紙などで容器を覆って、種に光が当たらないようにします。水は毎日取りかえましょう。暖かい季節は特に水が汚れやすいため、汚れを感じたらこまめにかえるのがおすすめです。
  3. 収穫

    発芽したら、日当たりの良い場所で管理します。種まきから10日前後経って茎が10cm程度に成長したころが収穫の適期です。ハサミで根元から切り取って収穫しましょう。

ベビーリーフ

ベビーリーフとは

カラフルに食卓を飾ってくれる便利なベビーリーフも、キッチン菜園におすすめの野菜です。その名の通りベビーリーフとは野菜やハーブの若い葉を収穫したものです。

リーフレタスやルッコラ、エンダイブなど、さまざまな色や風味が混ざり合ったベビーリーフも栄養価が高くて毎日でも食べたい食材です。若い葉にはこれから成長するための栄養素がたくさん含まれています。

ビタミンCやβカロテンなど、食べ物から摂りたい栄養素が豊富なベビーリーフ。ミネラルも多く含んでいてキッチン菜園でぜひ育ててフレッシュなうちに味わいたい野菜です。

ベビーリーフの育て方

  1. 種まき

    ベビーリーフの種の特徴は、いろいろな種類の種が混ざり合った状態で売られていることです。それぞれの会社によって袋に入っている種の種類は異なりますが、基本的に育て方は同じです。

    ベビーリーフの根は深く張る前に収穫するので、浅めの容器を用意するようにしましょう。土を入れて栽培する場合は、水はけを良くするために鉢底石を敷くことをおすすめします。

    キッチン菜園では真夏や真冬以外はいつでもベビーリーフを栽培できます。家庭菜園初心者は、気候が良くて失敗が少ない春や秋を中心に種まきをしましょう。
  2. 発芽から間引き

    十分湿らせたコットンシートやスポンジにまいたベビーリーフの種は、少しずつ時期をずらしながら、5日前後で発芽していきます。その間、特に水耕栽培では水の汚れに対応した管理が大切になります。こまめに水を取り替えながら育てるようにしましょう。

    また発芽したら、液体肥料を既定の量に薄めて与えるようにします。ベビーリーフは適度に間引きしながら育てるのがおすすめです。柔らかく小さな間引きした葉も十分おいしくいただくことができます。
  3. 収穫

    草丈が10cm程度に成長して、鮮やかに発色すれば収穫の適期です。芽先や根元からハサミで切りとって収穫しましょう。

【番外編】リボベジ

リボベジとは

リボベジという言葉を聞いたことはありますか?リボーンベジタブル=再生野菜を略してリボベジ。フードロスを少なくする方法として、注目を集めているキッチン菜園です。

リボベジを始めるのはとても簡単なのが特徴です。例えば、三つ葉や豆苗などの葉物野菜の根を利用したり、大根やにんじんなどの根菜類のヘタを使ったりして、野菜の「捨てる部分」を再利用してみませんか。

リボベジの育て方

  1. 買ってきた野菜のヘタや根を取っておく

    ヘタや根を切るときには、大きめにカットするようにしましょう。目安としては、ヘタは3cm程度、根は5cmくらい残して切ると、その部分に残っている栄養分を活かして再生しやすくなります。
  2. 容器にスポンジやコットンシートを敷いて水を入れる
  3. ヘタや根を容器に入れてこまめに水を替える

    捨ててしまう部分を使うリボベジはとても簡単に始められます。万が一、失敗したとしてもまた次の野菜でチャレンジできるところが家庭菜園初心者にもおすすめです。

    ご紹介した野菜の他にも、小松菜やネギなどいろいろな野菜で試してみてください。

キッチン菜園のおしゃれなアイデア

キッチン菜園はキッチンやダイニングのスペースなど、毎日の生活で目にする場所で行う家庭菜園です。インテリアの一つとしても楽しめる、おしゃれなキッチン菜園のアイデアをご紹介しましょう。

手軽に始めるペットボトル菜園

自宅にあるペットボトルを切って容器として使う、とてもエコなキッチン菜園です。ペットボトルは半分に切ります。上の部分を上下逆さにして下の部分にはめ込むと、キッチン菜園用の容器の出来上がり。

ペットボトルの切り口は、おしゃれなマスキングテープで保護するとケガの予防にもなります。また、目打ちなどで穴を開けて麻ひもを通すとハンギング用の容器に早変わり。

主に水耕栽培のキッチン菜園で利用できるおしゃれなアイデアです。

こだわりの鉢で楽しむキッチン菜園

お気に入りの鉢があれば、ハーブを土を使ったキッチン菜園で育ててみませんか。ハーブは料理に使う量が少ないものが多いです。バジルやイタリアンパセリ、ミントは育てやすいハーブの代表です。

おしゃれな鉢植えにしたハーブを使う分だけ摘むと、それがほどよい摘芯になってこんもりとした形に育ちます。

ハーブを身近に感じられるおしゃれなキッチン菜園アイデアです。

LEDライトで照らすキッチン菜園

日当たりの良い場所が確保できないときには、LEDライト付きの水耕栽培セットを利用してみましょう。おしゃれにデザインされた円形のものからスタイリッシュな形まで、さまざまなキットが市販されています。

キッチンやダイニングのインテリアに合わせて選べて家庭菜園初心者にとって頼りになる、キッチン菜園のアイデアです。

家庭菜園初心者はキッチン菜園がおすすめ

季節を問わずいつでも手軽に始められるキッチン菜園。家庭菜園初心者にも簡単でチャレンジしやすいのではないでしょうか。

お住いのキッチンやダイニングに合わせて、土を使うか水耕栽培にするか選択肢があるのもうれしいですね。

この記事を参考にしてキッチン菜園を始めて、栄養満点の新鮮な野菜をおいしい料理で楽しんでください。

 

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