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家庭菜園がはじめてでも安心!パセリの育て方

自宅で手軽に楽しめる家庭菜園。
おうち時間を利用してチャレンジする人が増えています。
いろいろな使用方法のあるパセリを育ててみようと思う人もいるのではないでしょうか?

とはいえ、
「パセリの育て方は難しいの?」
「家庭菜園初心者だけど育てられるのかな?」
といった不安がある方もいらっしゃると思います。

そこでこの記事では、家庭菜園におけるパセリの育て方についてご紹介します。
家庭菜園初心者の方でもわかるような内容になっていますので、ぜひご一読ください。

パセリは家庭菜園で育てやすいハーブ

パセリは家庭菜園で育てやすいハーブです。
植えつけ後、しっかりと根付けば育てる手間がほぼかかりません。

手間がかからないというのは、失敗のリスクも低くなるので、家庭菜園初心者の方も安心して栽培に挑戦できますよね。

さらに、パセリはプランターでも育てられますので、マンションなどにお住まいで広いスペースを用意できない方でも栽培できます。

パセリを育てるための事前準備

次にパセリを育てるために必要な事前準備について説明します。

育てるパセリの種類や特徴

パセリとひと言で言っても種類があります。
まずはパセリの種類をいくつかご紹介していきますね。

カーリーパセリ

市場に多く出回っているパセリ。
パセリと言えばカーリーパセリと言っても過言ではないくらい流通量が多いです。
ほんのり苦味があります。

中里パセリ

中里パセリは、暑さと寒さに強いのが特徴です。
葉の形も良く、見た目も良い種類。
収穫してからも他の種類に比べて日持ちします。

イタリアンパセリ

イタリアンパセリは、苦味がやわらかく、香りを感じやすい種類です。
苦味が少ないので、ソース状にしてさまざまな料理と合わせられます。

パセリを育てるために必要な道具

パセリを育てる際に必要な道具やアイテムは以下です。

パセリの苗
プランター
野菜用培養土 
鉢底石
スコップ
園芸用ハサミ
ジョウロ
肥料

パセリを実際に育ててみよう

必要なものが揃ったらパセリを育てていきましょう。

パセリを植える時期

パセリは種をまいて育てる方法と苗から育てる方法があります。

それぞれご紹介しますね。

苗から育てる

家庭菜園初心者の方は苗から育てるのがおすすめです。

苗から育てる場合は、5月くらいに苗を植えます。
ホームセンターや園芸店などでパセリの苗を購入しましょう。

種から育てる

種から育てる場合は、4月頃に種まきをしましょう。

とはいえ、パセリは1年中育てられますので、真夏や真冬を避ければ、決まった種まきの時期はありません。
プランターの場合は、種をまくための穴を15cm程度の間隔取って指であけます。
1つの穴に10粒くらいの種をまきましょう。

露地栽培の場合は、30cmほどの間隔で種をまくのがおすすめです。
発芽したら適度に間引きながら育てます。
ついたくさん育てたくなりますが、株が多すぎてしまうと栄養が分散してしまいますので、元気な苗をし、丈夫な苗を育てるようにしましょう。

パセリを育てるなら鉢植えがベスト

パセリは移植が苦手な野菜です。

そのため、1度根付いたら植える場所は変えないようにしましょう。
育てる場所を移動したくなったときのために、家庭菜園初心者の方はプランターで育てるのがおすすめです。

パセリは乾燥に弱いので水やりをしよう

パセリは乾燥に弱い植物です。
そのため、水やりを忘れずに行いましょう。

プランターで育てている場合は、土の表面を触って乾いているようであれば水を与えます。
プランターの底から水が流れるくらいたっぷりと与えましょう。
梅雨以降は気温が高くなるので、1日2回水を与えます。

露地栽培の場合は基本的には水やりの必要はありません。
しかし、雨が降らない日が長期間続いた場合は土の状態を確認し、乾いていそうであれば水を与えると良いでしょう。

プランターの場合も露地栽培の場合も水を与える時間には注意が必要です。
水を与えるときは、早朝と夕方の太陽が出ていない時間にします。
なぜかというと、太陽が照っている時間に水を与えてしまうとすぐに温度が高くなりお湯になってしまうのです。
お湯の状態では苗が弱ってしまうので、水の温度が上がらない早朝と夕方に与えるのがポイントなのです。

パセリは日当たりの良い場所で育てる

パセリは日当たりが良い場所で育てましょう。
とはいえ、日当たりが強すぎると葉が固くなってしまうので、明るい日陰がおすすめです。

春、秋、冬は日当たりが良い場所で、夏は明るい日陰に置くのが良いでしょう。

パセリは1年中育てられるので定期的に肥料を与える

パセリは1年中育てられるので、定期的に肥料を与えましょう

定期的に肥料を与えることで、通年収穫ができます。
プランターの場合は、3週間に1回のペースで根元にまきます。

露地栽培の場合は、1か月に1回のペースで与えます。
プランターと同様に根元に与えましょう。

パセリを育てるときはこんなトラブルに注意!

次にパセリを育てるときに注意したいポイントについて説明します。

病気に注意

パセリはうどんこ病にかかりやすいので注意が必要です。

うどんこ病とは、カビが原因で発生する病気。
うどんこ病になってしまうと、葉に白い粉が付着したような状態になります。
カビが原因の病気なので、カビを防ぐことでうどんこ病も防げます。

カビを防ぐ方法は、以下のようなことが挙げられます。

・葉が生い茂りすぎないように間引きすること
・風通しの良いところで育てる

パセリを食べる虫に注意

パセリの葉を食べてしまう虫の被害にも注意が必要です。

パセリに寄生しやすい害虫は、アブラムシ、ヨトウムシ、ハダニ、キアゲハなどが挙げられます。

アブラムシ

アブラムシは新芽に付着しやすく、放っておくとどんどん増えてしまいます。
アブラムシを防ぐ方法は、以下の様な方法が挙げられます。

・防虫シート
・銀色のシートを貼る
・牛乳や石けん水をスプレーする

詳しくは、こちらの記事で解説していますので、合わせてチェックしてみてくださいね。

ヨトウムシ

ヨトウムシは夜に活動的になる害虫です。
ヨトウムシは蛾の幼虫のこと。
葉に大量の卵を産むので、ふ化すると大量のヨトウムシが発生してしまいます。
葉を食べられてしまうなどの被害があるので、対策が必要です。
被害に気付いてからでは対策が大変なので、卵を産み付けられないような対策がおすすめ。
苗を植えつけたら、防虫ネットを張って侵入を防ぐようにしましょう。

ハダニ

ハダニは3~10月頃の比較的気温が高い時期に発生する虫です。
葉に付着して、白い斑点をつけたり、傷をつけたりします。
さらには、吸汁の被害もあります。
気温が高く乾燥した環境で発生しやすいという特徴があります。
クモのように糸を出し、風で移動するため防ぐことが難しいです。

しかしハダニは水に弱いため、定期的に葉の裏側に霧吹きなどで水を吹きかけておくとよいでしょう。
それでも発生してしまった場合、少量の場合は水と牛乳を1:1で割ったものを吹きかけるという方法で駆除できます。
吹きかけた牛乳水をそのままにしておくと、腐敗の原因になるので一定の時間経過したら水で洗い流しましょう。

キアゲハ

キアゲハとは、アゲハチョウの一種。
キアゲハの幼虫はパセリに付着しやすい害虫です。
幼虫が発生すると、葉を食べられてしまうなどの被害があります。
発生しやすい時期は4月~11月頃です。
キアゲハによる被害を受けないようにするには、そもそも茎や葉に卵を産み付けられないようにするのが良いでしょう。
そのためには、防虫ネットなどで侵入を防ぎます。

パセリは増えやすい野菜なので植える場所に注意

次に注意したいのが、パセリを植える場所です。

パセリは生長が早く、どんどん育ちます。
「いつの間にか家庭菜園のスペースが全部パセリになってしまった!」ということを防ぐためにも植える場所をしっかり決めてから植えましょう。

他の野菜を育てている場合はより注意が必要です。
他の野菜を育てているエリアまでパセリが広がりすぎないようにしましょうね。

パセリが育ったら収穫しよう

パセリの葉が茂ってきたら収穫をします。

目安は葉が15枚~20枚くらいになった頃。
収穫の際のポイントは、外側から収穫することです。

長期間収穫するためには、花が咲かないようにつぼみの時点で摘み取ってしまうことが大切です。
花がついてしまうと、葉の生長が止まってしまうので、花が咲く前に取り除きましょう。

また、収穫のタイミングを逃して古くなってしまった葉も残しておかず、取り除きます。
葉が茂りすぎてしまうと、前項で解説した病気などの被害にあいやすくなってしまうのです。

パセリの保管方法

パセリの保管方法は冷蔵、冷凍が挙げられます。

冷蔵

収穫後すぐに使用するつもりであれば、冷蔵で保管ができます。

STEP
水洗い

収穫後のパセリを水で洗い、しっかりと水気を拭き取りましょう。

STEP
コップへ立てて入れる

水気を拭き取ったら、コップなどに水を張りその中へ立てて入れます。

STEP
上からビニール袋を被せる

コップへ立てて入れたら、上からビニール袋を被せて全体を覆いましょう。

STEP
野菜室へ

野菜室で保管します。

冷凍

収穫後すぐに使わない場合は、冷凍保存がおすすめ。

STEP
水洗い

冷凍で保管する場合も冷蔵と同様、水洗いします。

水洗い後、水気をしっかりと拭き取ります。

STEP
保管袋に入れて冷凍庫へ

水気を取り除いたら、冷凍用の密閉袋へ入れて、冷凍庫へいれます。

1つの袋に大量に入れてしまうと使用するときに不便さを感じるかもしれません。
その場合は、小分けにしてラップに包み、保管すると良いでしょう。

収穫したパセリの消費期限

収穫したパセリの消費期限は保管方法によって異なります。

保存方法 保存期間
冷蔵 1週間~10日
冷凍 約1か月

冷蔵保存の場合は、1週間~10日保管できます。
ただし、毎日コップの水を変えたり、葉がしおれている場合は、霧吹きなどで水をかけたりと管理が必要です。

冷凍の場合は、約1か月ほど保管できます。

パセリの使用方法をいろいろ紹介

パセリといえば、料理に彩りとして添えられていることも多いですよね。
しかし、たくさん収穫できた場合、消費に困ってしまうことも……。

そこで、パセリの使用方法をご紹介します。

パセリのナムル

大量に消費できるので、消費期限が迫っているときにおすすめ。

パセリ
鶏ガラスープの素 小さじ1/2〜1
白すりごま 大さじ1
ごま油 大さじ1

引用:https://cookpad.com/recipe/3006368

パセリごはん

白米をパセリごはんにするだけで、おうちごごはんがオシャレに!

米2合
生パセリ又はドライパセリ大2~3又は小1
バター10g
塩適宜

引用:https://cookpad.com/recipe/1762137

トマトとたまねぎのサラダの彩りに

夏におすすめのレシピ。
スライスしたトマトの上にみじん切りのたまねぎとパセリをまぶします。

トマト 2個
玉ねぎのみじん切り 大さじ2
パセリのみじん切り 小さじ2
レモンの絞り汁 適宜
オリーブオイル 大さじ2~3

粗びき黒こしょう

引用:https://www.orangepage.net/recipes/detail_125453

トマトも自分で作ったものを使うと、より一層おいしく感じるかもしれません!

じゃがいもとロースハムのコンソメ炒め

じゃがいもとハムにパセリを和えるレシピ。
味付けがコンソメなので、お子さんも喜ぶメニューですね。

じゃがいも 2個
ロースハムブロック 200g
しめじ 1/3株
乾燥パセリ 少々
コンソメ 小さじ1
塩コショウ 少々
醤油 小さじ1
オリーブオイル 大さじ1

引用:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1350016269/

ミニトマトとパセリの和えサラダ

火を使わずに作れるサラダ。
夏にとてもおすすめな1品です。
ツナも入っているので、野菜だけのサラダが苦手な人にもおすすめ。

ミニトマト 20個
パセリ 15g
レモン 1/2個
ツナ 70g
(A)レモン汁 小さじ2
(A)マスタード 小さじ2
(A)はちみつ 小さじ2
(A)ハーブソルト 小さじ1
(A)EVオリーブオイル 大さじ1

引用:https://www.kurashiru.com/recipes/7d2f58cc-864a-4117-bec3-f6cee8f4795e

パセリはたくさんの使い方ができるので家庭菜園におすすめ

パセリの育て方についてご紹介しました。

パセリはいろいろな料理に使用できる万能な野菜。
パセリを少し散らすだけで、お料理の彩りがとても鮮やかになります。

ぜひみなさんも育ててみてくださいね。

 

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